IELTS勉強法~Speaking編~

英語学習

IELTS勉強法シリーズ、ついにラストのSpeaking編です。

私のSpeakingのスコアは、5.0から最高7.5まで伸びました。

初めて受けたときは、本当にノー勉で受けに行って、想像を絶する難しさにびっくりしすぎて汗だくでした。

ショートパンツ履いていったから、Speakingが出来なすぎる冷や汗で面接会場の椅子がびっしょりになったのも覚えております。笑

SpeakingはPart1~3に分類されますが、正直Part3以外は、独り言をしゃべって練習するのでも対策可能です。

が、独り言英会話、臨場感がなさ過ぎてまったく集中できなかったので、私は早急にオンライン英会話に課金しました。

独り言英会話でも楽しく出来るという自信がある方は、オンライン英会話の利用は最小限で良いかもしれません。が、個人的には、さっさと課金することをお勧めします。

一番長く使ったのはDMM英会話のフォーマルの先生を選ばない、安いほうのコース。途中から、Camblyも併用していました。受験期の最後1年ぐらいは、毎日DMMで朝25分喋り、平日は夜30分Camblyでも喋っていました。なぜCamblyは平日だけかというと、2.5時間/週のコースで契約していたからです。

これを見てもおわかりいただける通り、Speakingも「量をこなせ!」派です。少なくとも、英語を喋ることに抵抗がなくなるまでは、毎日オンライン英会話やったほうが良いと思います。

しかし、これは課金がありますから、費やした金の効果を最大限に発揮するためにも、質を同時に上げていくことが結構大事です。

「とりあえずオンライン英会話で喋りまくる」でも、効果ないことはないでしょうが、効果が出るまでに費やす金額が増えるだけなので、ある程度準備をしたうえで臨むことを推奨します。

以下、Part別の勉強法を紹介しますが、私はオンライン英会話の時間はPart1~3をすべて練習していました。オンライン英会話の30分間って、そこそこ時間長いですから、Part1~3すべてやってちょうどよいぐらいです。

Part 1

①SpeakingのPart1問題例(と解答例)を見る

「IELTS Speaking Part1 例題」とかでググると、たくさん見つかると思います。私はこういうサイトを使っていましたね↓

【解答例付き100題】IELTSスピーキングパート1対策
IELTSスピーキングパート1で実際に出された問題を100題紹介します

大事なことは、「なんとなくの解答を頭の中で考えておく」ことです。解答を作って書く、とかやっても、あまり効果が出ません。

というのも、数秒かけたら書けることでも、いざ会話となったら口から出てこないからです。特に日本人は苦手な気がする。

解答を作る段階で調べた単語とか、もはや絶対に会話では出てきません。

「こう聞かれたらこう答えるかな~」というのを、フワッと頭の中で考えて置いたり、独り言で言ってみたりするぐらいでよいと思います。

②オンライン英会話の先生に同じような質問をしてもらう

①で考えたのと同じ質問か、同じジャンルの質問をしてもらいましょう。

Part1だけで、30分間のレッスン時間を費やしていたら飽きるから、うえで紹介したような質問リストのサイトを見ている人は、質問をピックアップしたほうが良いです。

③間違っていたら直してもらう

「当たり前やん!」と言われそうですが、オンライン英会話の先生って、結構適当に流す人が多いんですよね。なので、しつこいぐらい「これで良い?」とか、「もっと良い表現ない?」とか聞いてみましょう。

④うまく答えられなかったらもう一回トライ/答えを見ながらやる

良い先生なら、うまく答えられなかったらいろいろアドバイスをくれたうえで、もう一回やってみよう!みたいな感じになりますが、無気力な先生だと流そうとします。苦笑

模範解答を手元に用意しておいて、それを見ながら、自分の内容にちょっと変えてやってみると効果的です。

*②から④のことを英語で交渉する自信がないなら:それなりの先生に頼もう

こうしてみると、ハズレの先生だった場合のリカバリーが結構大変、かつ、全部英語でやらないといけない、という羽目になります。

これは、やや強気で交渉できるようにならないと厳しいです。

みんながみんなハズレというわけではないですが、正直、DMM英会話で非ネイティブのみ・その時たまたま空いている先生に頼む、というやり方をしていた時は、ハズレ率高めでした。

ある程度慣れてきたら、金銭面重視でそれでも良いですが、しょっぱなからそんな先生だと、自分の心も折れちゃうかもしれません。

Task2と3の練習でもこの点は同様ですが、1番簡単なTask1でこれがつらいのであれば、もう課金したほうが良いです。

最初はちょっと課金して、慣れたらコスト削減していきましょう。課金方法としては、

【高】IELTS用のスクールのレッスンを取る

【高】高級志向のオンライン英会話を利用する(ベルリッツとか)

【中】CamblyのIELTSレッスンで評判の良い先生のレッスンを受ける

【低】DMM英会話のプランをネイティブプランにして、日本人講師の評判のよさそうな人や、IELTS指導可の先生を選ぶ

等が挙げられます。

なお、DMM英会話のネイティブプランにいるIETLS指導可の先生は、超実力ありましたが、同時に超スパルタでした。心折れるタイプの人は、日本人の先生にお願いすると良いです。

⑤慣れてきたら、言い回しのブラッシュアップ

Part1のテーマって、大体いくつかのルーティーンから回しているだけなんですよね。

お決まりのテーマがあるので、それぞれのテーマで使える「おしゃれな言い回し」「難易度高い語彙」みたいなのを用意しておくと良いです。

例えば、「家」のテーマだったら「big」の代わりに「spacious」とか、「beautiful」の代わりに「attractive」とかですね。

ポイントは、ギリ使えるぐらいのレベル感のやつを事前に仕込んでレッスンに臨むということです。いざ喋る段階になると、マジで覚えていられません。

Part 2

①Part2のモデルビデオを見てみる

Youtubeなどで、「IELTS Speaking Part2 Sample」とかでググれば出てくるので見てみましょう。で、2分間喋るというのが意外と長いということを思い知ってください。笑

ググると、「スコア8.0の人の解答」とか「スコア4.5の人の解答」とか、いろいろ出てくると思います。

高すぎても心折れるし、低すぎたら参考にならないので、初回なら6.5とか7.0あたりの解答を見ておけば十分かと思います。

②解答を作ってみる(辞書使用禁止)

英語で2分間で喋るのって、200~300wordsぐらいです。それぐらいの長さの解答を作ってみましょう。

ただし、辞書を使うのは禁止です。辞書使わないとわからないような言葉が、会話で口から出てこようはずがないのです。

③実際に先生に向かってしゃべる

Part2は準備時間1分間ありますが、②で準備してある場合はスキップしていきなり解答に入りましょう。

この時、②で作った解答はみません。2分足りなかったら見てもいいかもしれません。思い出せないときに冷や汗をかきながら答えをひねり出す、という経験もしておいたほうがいいかもしれません。

④もともと話す予定だったことと、どれくらい乖離していたか確認

まともな先生だったらフィードバックをくれるので、それも次回は反映させましょう。

あと、実際に話してみたら、②で用意していた解答通りにはいかなかったはずなので、どこがダメだったかも確認しましょう。

自分の答えを録音してダメなところを確認することが推奨されていますし、私もそうしたほうがいいとは思います。が、自分の声がキモくてつらかったので、あまりやっていませんでした。笑

「録音して聞く」って、実際に喋った倍以上の時間がかかることになるので、毎回はやらなくていいかなと思います。

⑤慣れてきたら、盛り込めそうなイディオムを探す

IELTSのSpeakingを伸ばすコツとしてよく言われるのが、「イディオム(慣用句)を使って答える」というものがあります。

イディオムを使いまくれば良いというわけではないので、一番盛り込みやすいPart2に入れちゃうのが良いと思います。

IELTS向きのイディオム紹介のサイトとか、ググれば山ほど出てきますが、その中で使いやすそうなものを3つ4つ選んで、頭に叩き込んでおいてください。

私の場合は、

うれしいエピソードの時は”I was over the moon”, ちょいネガティブエピソードの時は”I had mixed feeling”,びっくりしたエピソードで”It was out of the blue for me” とか、決め打ちして使っていました。

Part 3

①Part3のモデルアンサーを見る

モデルビデオでも良いんですが、ここでは文の構成を「聞く」より「見る」ほうが個人的には頭に入るかなと思います。構成を見ると、「意見→理由→具体例→結論」とか「意見→理由1→理由2→結論」とか、大体おなじみのパターンが見えてくると思います。

②いける人は先生に直接喋る、不安なら解答をうっすら作っていく

タイトルの通りです。笑

ちょっと話題が難しいので、不安なら最初のうちは解答を作っておいてもいいです。が、コツは「うっすら」しか作らないことです。理由の部分をメモしておくぐらいで良いです。

ガッチガチの台本を作ったところで、英会話が始まったら全部忘れてしまうもんです。

Part 1~3 共通

以下、Part1~3の共通事項です。

●慣れてないなら、オンライン英会話内の教材を使おう

DMM英会話とCamblyしか使っていないのですが、少なくともこの二社はIELTS用の自社教材がありますから、最初はこれを使ったら良いと思います。

二社とも、最初のほうはPart1、2、3に区切って、それぞれを重点的に学ぶという親切設計になっています。

私は、この記事の冒頭で「Part1~3 ぶっ通しレッスン」を推奨していましたが、あれは教材を使わないバージョンです。

自社教材を使えば、こちらでレッスンをコントロールする必要がだいぶ減るので楽ちんです。

●答えられるようにする→洗練された答えにする

まず、超初心者なら、最初に目指すべきは「全部の質問に答えられるようになる」です。

簡単な語しか使っていなくても、ちゃんと答えられればそこそこのスコアはもらえます。

それを達成して次にやることが、洗練された答えを作れるようになることです。

洗練されているっていうのは、難しい語句やイディオムを盛り込んで答えられることとか、接続詞を使えることとか、同じ言葉を繰り返さないことです。

この「洗練された答え」を作るためのTipsは、ネットにたくさんあるんですが、これは「答えられる」ことが大前提なので、まずは幼稚な表現でもいいから、質問に答えられるようになってください。

●結局は(質の良い)量

喋れるようになるかどうかなんて、結局のところはこなした量です。オンライン英会話でも独り言でもなんでもいいんですが、とにかく量をこなしましょう。

質も大事です。ここで言う「質」とは、アカデミックなトピックをIELTSのお作法で話しているかということです。

英語話者の友達と雑談するだけだと、多少はスコアも上がると思いますが、頭打ちになると思います。雑談で「環境保護の重要性」とか「あなたの国で行われている動物保護活動」とか、話さないじゃないですか…笑

●見るべきビデオは「自分のちょい上レベル」

YoutubeにSpeakingのお手本動画は山ほどあるので、是非見てみてほしいです。

見るべきは、自分の「ちょい上」ぐらいのレベルです。現状のスコアが5.0だったら、6.0のお手本動画を見ると良いぐらいの感じ。

それで、自分に足りないものは何か、感じ取ってください。

以上、Speakingの勉強法でした。Speakingって、いきなりうまくなるものではないですから、気長に頑張っていきましょう。

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