IELTSの対策ですが、ReadingとListeningは「テキストを買って独学」スタイルで問題ないと思います。
が、SpeakingとWritingは、オール独学はちょっと厳しいかもしれない。
この記事は、元IELTS受験生だった私が、出来るだけ節約しつつ、最もコスパの良い課金先を探し求めた時の記録です。
この記事は、Writing編です。Speaking編はまた今度。
大前提「慣れたらChatGPTへ移行」
私がIELTSを受けまくっていた頃は、まだChatGPTは誕生していなかったので、Part1も2も課金して添削してもらっていました。
でも、今なら慣れたらChatGPTを使えば良いと思います。問題文と自分の回答を入力して、添削と推定スコアを算出するように言えばやってくれます。ChatGPTのお答えも、そんなにズレていないです。質の悪い添削サービスよりはよっぽどマシだと思います。
とは言え、初手の初手からChatGPTのみ、というのもやや不安なところであります。IELTSのWritingには採点基準のルールがあるので、それをちゃんと理解していないとChatGPTのアンサーが妥当かどうかわからないんですよね。
個人的におすすめな方法は、最初はしばらく課金して、ChatGPTに移行することです。でも、どーしても課金したくないなら、Writingの採点基準や、高得点の模範回答を参照して、自分でルールをよく観察することです。ChatGPTに聞いても教えてはくれるんですが、あいつらたまに嘘ついてくるので。
私が課金したサービスは以下の通り。(課金した順)
1 Fruitful English(添削)
2 バークレーハウス(通学)※オンラインもあり
3 DEVELOP LANGUAGE INSTITUTE(添削)
4 IELTSanswers.com
1 Fruitful English
形式:オンライン添削
返却までの期間:1〜3日
値段:安い(チケット制で、20チケット1万円ちょい。)
おすすめする人:まずは数をこなしてWritingの型を身に付けたい初学者
こちらの添削会社、私が使っていた時はIELTS対策コースがあったのですが、今見たらなくなっていますね…笑
IELTS特化型ではなくて、英文添削全般を扱っています。かなり多種多様なサービスがあるみたいです。
良かった点は、お値段が安いことと、添削の返却が早いこと。
お値段については、Task1が1チケット、Task2が2チケット消化だったと思います。今提示されている価格で考えると、1万円分あればTask1と2を合わせて7回分添削してもらえるという計算になりますかね。これは破格。まあ、今やIELTSコースがないので、なんとも言えないのですが。
添削の返却も早いです。1〜3日以内って書きましたが、大体48時間以内には返ってきていたと思います。
欠点は、添削の質。当時、IELTSの添削もOKと宣伝していたはずなんですが、添削がIELTSの採点基準に則しておらず、IELTSのスコアを上げるという意味では役に立たないかも…と途中から思い始めました。
あと、宣伝のメールがかなり多いので、それがちょっとウザい。止めたはずなのに、まだ来続けているんですが。笑
今となってはIELTSコースがないのでなんとも言えませんが、勉強を始めたてで、まずは英文を書きまくってみたい、構成はさておき基礎レベルの英文法をチェックしてもらいたい、手軽に「オンラインで添削」というものがあっているか試してみたい、という人にはピッタリ。
IELTSに関係なく、「幅広く英語の勉強を手軽に始めたい」という人にもおすすめ。というか、現在のWebのコースのラインナップを見ていると、どちらかといえば「趣味の英語」をメインターゲットにしているような気がします。
2 バークレーハウス
形式:通学(オンラインも可)
返却までの期間:レッスンごと、レッスン頻度は各人で選べる
値段:高い(2時間×10回レッスンで30万円ぐらい)
おすすめする人:手取り足取り教えてもらいたい
今サイトで値段確認して、高っ!!って思いました。多分私が通っていた当時は、もうちょっと安かったと思います。
私はコロナで仕事がオンラインになり、家に閉じこもっているのが苦痛だったために通学していましたが、オンラインでも同じ料金でやってくれます。
確か、家でWritingの課題を書いてきて、レッスン中にアドバイスしながら添削してくれるスタイル。単に添削するだけでなく、Writingの点数を上げるテクニックも教えてくれるので、まだIELTSの知識があまりないという人にはぴったり。
懸念点としては、まず第一に値段。まあ講師の質を考えたら納得のお値段ではあるけれど、ずっと続けるのは不可能な値段。次に、レッスン中に添削スタイルだから、Writingの量産はできない。「量を書いて叩き込む!」みたいなスタイルの人向きではない。最後に、2時間レッスンで2技能組み合わせ式だから、「Writingだけやりたい」という人向きでもない。正直、Writingだけで2時間通しでレッスン受け続けるのもキツイものがあると思います。私はいつもSpeakingとセットでした。
初めてIELTSを受ける人の入門講座としてはピッタリだと思います。逆に、勉強はもう自走できる人は、バークレーハウスが出しているYoutubeの動画でも見ておけば良いのではないのでしょうか。
3 DEVELOP LANGUAGE INSTITUTE
形式:オンライン添削
返却までの期間:1週間〜2週間
値段:安い(月額1万円)
おすすめする人:他のサービスと併用する人
Writingの課題を書いて、オンラインで提出して、添削してもらって返却されるスタイル。添削コメントが日本語で書かれているので、受講生としては気が楽です。
なんといっても、月額1万円は魅力的。しかも、学習教材も山盛りもらえます。
しかし、個人的にはそんなにおすすめではないかな…というのが率直な意見。
理由としては、第一に、「月額1万円」っていっているけれど、実際添削してもらえるのが1〜2週間に1回ぐらい、つまり添削1回が3000円ぐらいってこと。確か、1週間以内に提出する宿題としてWritingのお題が出され、添削はその1週間後だから、実はそんなにコスパが良くない。しかも、自分が何を書いたかなんて、1週間後にはほとんど覚えていないので、学習効率が悪い。
大量にもらえる学習教材も、参考書かWriting対策のブログを読むかすれば分かるような情報なので、正直そこまで魅力的ではないかな、というのが個人的な感想です。
他に何かに課金しており、ちょっと気分転換に違うテイストのものを受講してみたい、という人ぐらいにしか私は需要が見出せません。笑
4 IELTS answers.com
形式:オンライン添削
返却までの期間:24時間
値段:安い(添削10回で1万円ぐらい、ドル払いなので円高の時はもっと安い)
おすすめする人:独学できる人
IELTSのWriting添削で私が人に最も推しているのはこちら。私が使っていた頃は、円高だったのでかなり安い印象(添削1回につき700円ぐらい?)だったんですが、今円換算すると高いですね。添削10回で70ドルです。
イチオシポイントは、返却が早い!早い時だと、朝提出したものが夕方に返却されます。また、添削者は一人なのですが、元IELTSの採点者だったのか、推定スコアやコメントに信憑性があるのも良いところ。コメントがかなり的確だと感じます。
マイナスなところは、コメントが英語、かつ、結構辛口。あと、たまに「これは投げやりなのでは…?」みたいなトーンの時もあります…笑 多分、私が一時、1日1本以上のペースで提出していたときに、似たような内容のものを連投した際は、なんとなく添削がめちゃくちゃ省略されていたような。
それにしても、一人でこのスピードで添削を捌いているのかと思うと、どうやって働いているのかとビックリです。一人で担当しているだけあって、コメント等になかなか人間味があります。
もし私が今Writingの勉強をするんだったら、毎日Writingやって、3回に1回このサービスを使うかなと思います。残り2回分は、ChatGPTに投げます。
まとめ
以上、私が課金したIELTSのWriting添削サービスでした。個人的に一番おすすめなのがIELTS answers.comです。英語のコメントを読める程度には英語が出来るなら使ってみてはどうでしょうか。
Writingを伸ばすのは質と量の掛け算だと思っていますので、なるべく安く量を稼げる方法を探してみてください。
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