IELTS勉強法〜Reading編〜

英語学習

前にIELTSの全体的な勉強法について書いたんですが、今回はReadingだけ取り出してみたいと思います。

私のReadingの最高スコアは奇跡の9.0で、四技能の中で一番良いです。

とはいえ、初めて受けた時は6.0ぐらいで、そこから2年ぐらいかけて8.5〜9.0まで上げていったので、どうやって勉強すれば良いか紹介していこうと思います。

IELTSのReadingの仕組み

ReadingはPassage1、2、3に分かれており、1問1点の40点満点です。これを60分で解きます。

選択式か抜き出しの問題しかありません。

文章はアカデミックな感じの文章(学術記事っぽいもの)です。小説とか、フィクションは出ません。

独学の仕方

まず、私の勉強法は、中学生レベルの文法は分かっている人用です。英検だと、準2〜2級ぐらいでしょうか。

「過去形ってなんですか?」「be動詞ってなんですか?」みたいなレベルの人は、そもそもIELTSではなくて、英検等の別の試験を受けた方が良いと思います。

独学の手順は以下の通り。

公式問題集を手に入れる

公式問題集は、解説もついていないし、全部英語だし、最初は躊躇うかもしれません。

しかし、とりあえず、最新版の公式問題集を買いましょう。

どうしても抵抗感がある人は、日本の出版社が出している「公認問題集」とかでも、まあ良いです。

日本語の「公認問題集」とか、その他日本の解説付きのやつを最初は買っても良いんですが、とりあえず、「模擬試験」からやります。

こういう解説付きのやつって、数題ずつ取り出して解説しているコーナーから始まるものも多いのですが、説明ページは無視して、模試のページに飛んでください。

私が解説付きの参考書を推奨しない理由としては、解説ページが最初に来ていることが多いから、解説からちんたら勉強しがちで、効率が悪いからなんですよね。

解説は、弱点が分かってから取り組めば良いです。とりあえずまずは、本番形式で解きましょう。

②制限時間通りに(か、少し時間を減らして)解く

ここで大事なのは、「実際と同じ60分で解く」ことです。

一般的に、Passage1、2、3と進むごとに難しくなっていくので、後半に時間を多めに取っておくと良いです。

私の場合は、

Passage1→16分

Passage2→18分

Passage3→20分

で解いて、残り数分は予備に取っておいていました。

Readingは60分ですが、「60分もまとまった時間が取れない!」という多忙な方は、Passageひとつ分だけでも良いです。そうしたら20分程度で済むので。

ただし、割り振った時間は厳守しましょう。

③採点

自分が何点ぐらい取れるのか確認して、絶望しておきましょう。

ググれば、「何点だとスコアはいくつ」という対応表もいっぱい出てきます。

④直し手順1わからない単語を調べながらゆっくり読む

解きっぱなしではどうしようもないので、ここから直しです。

わからない単語を辞書で引きながら読んでいきます。

調べた言葉は、空いているスペースに書いておきます。

「ひとつの単語にたくさん意味が含まれすぎていて書ききれん!」という場合は、この本文で使われている意味だけ書いておくのでも大丈夫です。

文が難しくて、辞書を引いても何が言いたいのかよくわからん…という人は、ChatGptに入力して「文法的に解説して」というと良いですよ。

⑤直し手順2:答えの根拠に線を引く

抜き出し問題だったら、その語がある文に線を引きます。

選択問題だったら、その答えを選べる根拠となる文に線を引きます。

線を引いたついでに、なぜその答えを選べるかもメモしておくと良いです。

IELTSの読解って、結局言い換え問題なので、本文の表現を問題文でどう言い換えられているか確認すると勉強になります。

どういうことかというと…

【本文】太郎は毎日、朝6時から夜12時まで働いている。彼は働くことに喜びと興奮を覚えており、時には健康を害するほど働いてしまう。家族は彼の働き方が病的であると心配している。

【問題文】太郎はワーカホリックである。

これが、本文を問題文が言い換えているということです。

どこがどうやって言い換えられているか調べます。

これを全部書き込んだ私のノートがこちら。

黄緑がわからなかった語で、青が回答の根拠です。

⑥直し手順3:調べた単語を書き出す(オマケ)

これはやってもやらなくても良いです。私はストレス発散にやっていた部分が大きいので。笑

ノートに殴り書きで、調べた単語を書きます。

ここでポイントなのは、「後で見返す用にしない」と「何回も書かない」です。

まず、後で見返す用に、赤シートで隠せる綺麗な書き方の単語帳を作りたくなるかもしれません。が、それを作る時間が無駄です。市販のIELTS用単語帳を買いましょう。

次に、何回も書かないことです。IELTSのReadingは記述じゃないので、単語は書けなくても良いのです。

書けなきゃいけないのはWritingですが、Readingで出てくるような難しい英単語を使う場面はほぼないと思います。

1回ずつ、ストレス発散に書き殴っておくぐらいのつもりでやっていました。

⑦これを永遠に繰り返す

同じ問題を解くことに抵抗がない人は、最初に問題集をコピーしておいて、使いまわせば良いと思います。

私は、本文を覚えてしまうし、飽きるし、うっかり2回目の方が点数が低いと萎えてしまうし、ということで、毎度新しい参考書を買っていました。

どれくらいやったかと言うと、

⚫︎公式問題集の最新版から遡って行って10まで

⚫︎同じ形式の問題集で公式でないものを10冊ぐらい

⚫︎日本語の参考書を4冊ぐらい

ですね。だから、100回分ぐらいやっているのでは…?

まとめ

よく「勉強は質か量か問題」が勃発しますが、とりあえず量をやったら質はついてきます。

Readingもとにかく解きましょう。

永遠に繰り返していると、まあまあ飽きてくるんですが、「飽きの向こう側」に何も考えずにルーティンし続けられるようになってきます。

飽きたからといって、新しいやり方には手を出さない方が良いです。

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プロフィール
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日本の大学(文学部)→日本の大学院(教育学部)→高校教師(国語)→イギリスの大学院(教育学部)→国際協力のお仕事。波乱万丈な人生を満喫中の30代。

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