文系大学院生の生活(日本)

大学院(日本)

イギリスと日本で文系大学院生生活を送ってきましたが、あまり想像がつかないと思いますので、簡単にご紹介します。理系はずっと実験しているイメージなんですがどうなんでしょうね。文系は基本的に自分で論文を書くだけなので、自分のペースで出来ます。私は、大学が家から近かったし、家でやるより捗るという理由でほぼ毎日通学していましたが、そんなに行かなくても大丈夫です。特に修士二年目。同じ研究室の博士課程の方達に至っては、月イチ以下の通学でした。

一年目の一週間の予定

大体ですが、こんな感じでした。

月 授業2コマ→ドイツ語のレッスン

火 授業1コマ

水 自習→趣味のスポーツ

木 ゼミ→ドイツ語のレッスン

金 授業1コマ→飲食バイト

土 飲食バイト

日 趣味のスポーツ

授業は必修が3コマぐらい、追加で1つ趣味で取ってみた感じです。必修の授業は、学部の授業に比べて人数がだいぶ少ないので、講義形式のみの先生は少なかった気がします。講義+生徒の発表、のハイブリット型みたいな感じが多かったです。

あとは、院が主催していたプロジェクト?に参加していたので、それの打ち合わせでちょいちょい登校していました。これがなかったらだいぶ暇だったと思います。

ゼミは持ち回りで生徒が発表して、他の生徒や先生がコメントをしていました。発表内容は修論に書く予定の内容です。これのいいところの一つが、発表するために原稿を用意しないといけないから、必然的に修論の執筆が進むという点ですね。締切がないと、人間働かないものです…。

他の生徒に内容を見せるわけですから、修論の内容の致命的なミスも防げます。各々、だいぶ専門的なことを書いているので、詳細な内容の正誤まではわからないんですが、「構成が矛盾している」とか「論理が飛躍している」とかは、素人が見てもよく分かります。

休みの日は、趣味とバイトに勤しみつつ、合間に勉強していました。あと、学会に入らされたので、平均で月イチぐらいは学会に行ってました。修士の学生程度ではなかなか発表機会がないんで、他の研究者の発表を聞きに行っていました。が、あまり何かが身についた気はしないですね…笑

趣味のスポーツしたり、合間に大学内のジムで筋トレしたり、という時間もあったので結構余裕がありました。ドイツ語を勉強したかったので、夜の時間に授業(大学外)を受けに行ったりもしていましt。

一年目 とある一日

とある一日の例です。

◆平日

7:00 起床→準備

8:00 家を出発

8:30〜10:30 大学の近くのカフェで授業の準備

10:45〜12:15 授業

〜13:15 お昼ご飯

〜17:00 大学の自習室でゼミの準備

18:00〜21:00 バイト

21:30 帰宅→夕食→入浴→ダラダラ

23:30 就寝

勉強場所はずっと大学の図書館にいると飽きるので、3つぐらいある自習室をグルグルしたり、近所のカフェを使ったりしていました。

バイトは学部時代から続けていた飲食でしたが、周りは塾講師とか家庭教師が多かったですね。

◆週末

8:00 起床→ジョギング

9:00〜12:00→家で勉強

13:00〜17:00 バイト

17:30〜19:00 近所のカフェで勉強

19:30 帰宅→夕食→入浴

22:30〜23:30 勉強→就寝

土日のどちらかに必ずバイトを入れていたので、その前後で勉強していました。

二年目の一週間の予定

月 日本語講師のバイト→授業

火 自習デー

水 日本語講師のバイト

木 ゼミ

金 ドイツ語のレッスン

土 ドイツ語のレッスン

日 趣味のスポーツ→飲食バイト

二年目になると、授業はほぼなくなりました。1コマ入っていますけれど、これは趣味で取っていたものなので、実質ゼロです。

日本語講師のバイトを始めたので、それでだいぶ時間が取られました。あと、修士だと二年で修了なので、修論を頑張って仕上げつつ、教員採用試験の準備も空いた時間にしていました。結果、授業は少ないけれど、一年目よりは忙しかったです。

二年目 とある一日

◆平日

7:00 起床

8:00 家を出発

9:00〜12:30 日本語講師のバイト(午前の部)

13:00〜16:30 日本語講師のバイト(午後の部)

17:00〜19:30 近くのカフェで修論

20:00 帰宅→夕食→入浴

23:30まで勉強、就寝

日本語講師のバイトは3時間半で1コマで、午前だけの日と午前午後通しの日がありました。午前午後通しで働いた後はあんまり勉強する気が起こらないですね。

週末は一年目と変わらないので省略です。

以上、一般には知られていなさそうな文系の院生の生活(日本編)でした。文系は学校に行く必要性がかなり少ないので、人によって大きく違うと思います。

「することなさそう」とか思われがちですが、実際「することがあるかないか」は、その人の生活スタイルによるところが大きいです。うちの研究室は、私以外みんな高校の講師をしていたのでだいぶ忙しそうでした。

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